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127時間の安静の後に映画『127時間』を観た [雑記]

カラオケではいつも調子はずれのmakiwarikunが、季節はずれの風邪にやられてしまった。

先週の木曜日(23日)から「なんだか喉が痛いなぁ?」と感じていたのであるが、金曜日になって発熱によりダウンしてしまったのだ。[バッド(下向き矢印)]

ガッシリ体型(ぽっちゃり体型かも?)のmakiwarikunは、一見とても丈夫そうに見えるのであるが、実は疲れにより抵抗力が落ちた時には、よく風邪を引いてしまう。

”疲れ”といえば身に覚えがあるぞ![ひらめき]

そう、先週末(19日)に敢行した筑波山(女体山)3往復である。「まだまだ若い者には負けられねぇ~!!」と年甲斐もなく女体に3回も乗ってしまったのだ[黒ハート][黒ハート](言い方がメッチャ紛らわしいぞ!)

「だってぇ~、このところすっかりご無沙汰だったので、ついつい女体に乗れることが嬉しかったのだもん…」(だからぁ~、”山”を付けなさいって!!)

風邪に伴う症状としては、あちこちの関節がいつも痛くなるのであるが、当然ながら風邪が快方に向かえば痛みも引くことになる。今回も例によって体の節々が痛んでいたのだが、不思議な事に風邪の他の症状が軽くなってきているにも拘わらず、右足首の関節だけは一向に痛みが引かない。それどころか、段々と痛みが増して遂に歩行困難となってしまったので「これはおかしい?ひょっとしてアイツがやってきたのか?」と思い、右足首を見たところ、予想通りテカテカと赤く腫れていたので、ようやく痛風発作に襲われていることを認識した。

前回の痛風発作は2月に発症したのであるが、その時は足首の捻挫の痛みに隠れてこっそり忍び寄って来たし(その時の記事はこちら)、今回は風邪による関節痛を隠れ蓑にするという狡猾さである。このように、他の怪我や病気による痛みに紛れてこっそりと近寄ってくる痛風のことを、我々痛風専門家は”クリーピング(忍び寄る)痛風”と呼んでいる。

以上のように、風邪と痛風によって金曜日から5日間と7時間(127時間)じっと安静にしていたのであるが、ようやく歩けるようになったので、気分転換に山雑誌『PEAKS』で山映画として紹介されていた『127時間』を観に行くことにした。この映画の宣伝コピーは、『生きて帰りたい。断崖に挟まれた一人の青年の、究極の<決断>。彼の勇気が世界に感動を与えた、奇跡の実話!』となっている。この映画のあらすじは、タイトルとこの宣伝コピーで大方想像がつくのであるが、以下に感想を少々。

1.これって山映画なの?
主人公が登山家ということで、確かにスリング、カラビナ、ザイルなどの山岳ギアを鮮やかに使いこなすのであるが、いかんせん舞台が『ブルー・ジョン・キャニオン』という渓谷なのである。山が隆起によって周りより高くなっている場所に対して、渓谷は雨で侵食され逆に周りより低くなっている場所なので、むしろこれは”谷映画”に分類すべきではないかと思った。渓谷の景色が素晴らしいのは間違いないが、それでも私が期待するような山岳風景ではないのだ。そもそも映画のほとんどの時間は、主人公が岩に挟まれて身動き出来ないシーンである。

2.単独行の時は必ず誰かに行き先を告げよう!
主人公はやたらにハイテンションで、「ひとり旅は最高!」って叫んでいるが、確かに単独行の自由さと気楽さは捨てがたいものがある。しかし、主人公が身動き取れなくなって大いに悔やむのが、誰にも行き先を告げていなかったことである。私も誰にも行き先を伝えないで山に向かう事が時々あるが、これからは登る山と登山口くらいは必ずmakiwarikun山の会の会員など誰かに伝えるようにしようと思った。災難は、何時、誰に訪れるかは分からないのだから…

3.死ぬ間際で笑いを取るぞ!
主人公が自分の死を覚悟した時、持参したビデオカメラに向ってコミカルな一人芝居をするシーンがあるが、これを観た時、私は「やられた!先を越された!」と思った。あまりに不謹慎なので今まで秘密にしていたのであるが、私には、山で遭難して死を覚悟した時のために暖めている渾身のギャグがある。遭難死した超有名な登山家が死を覚悟した際に残したメモをパロディにしたものであるが、過去に遭難死した登山家が死ぬ間際にギャグを飛ばす事などある筈がないと思い込んでいたのだ。どうせ死ぬなら、死の直前にギャグを飛ばした”伝説の山ノボラー”として自分の名前を後世に残したいと思ったのだが…

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痛風持ちの山ノボラーが最も恐れていることは、山に入っている途中で痛風発作に襲われることであり(実は急な便意の方が私は怖いのだが…)、もしそうなったら悲惨だなぁ…と思っていたのであるが、この映画を観た後では、岩に挟まれて身動きが出来ない事に比べれば鼻くそみたいなもんだと思えてきた。痛みがMAXとなる前になんとか最寄の山小屋に辿り着き、2~3日そこで停滞すれば良いだけなのでどうってことはない。

そして今日(6/29)、咳がまだ止まらないし、足首もまだ痛みが残っている。明日には1週間ぶりにせめてウォーキングくらいはできるようになっていれば良いのだが…。

『岳 -ガク-』を観たのに酒に負けた週末 [雑記]

5月13日(金)、会社の帰りに映画『岳 -ガク-』を観てきた。山に登るようになって以来、登山を題材にした映画を映画館で観るのは『剱岳 点の記』、『アイガー北壁』に次いで3作目になる。

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この映画は、石塚真一氏による山岳救助を題材とした漫画『岳 みんなの山』が原作ということであるが、私自身はこの漫画を読んだことは無い。主演が小栗旬と長沢まさみという美男・美女コンビということもあり、映画としては正直ほとんど期待をしていなかったのであるが、北アルプスの雄大な映像が観れればそれで良し!と思っていた。

金曜日の夜というのに、映画館の中は20人いるかどうかといったところ、全くもってガラガラである。公開からまだ1週間なのに、こんなに観客が少なくて大丈夫なのかと心配になったが、『剱岳 点の記』や『アイガー北壁』では目立った中・後年の観客の姿が見えない。

これからこの映画を観ようと思っていらっしゃる方もいるかもしれないので、あまり詳しくは書かないが、以下に感想を少々。

1.映像は素晴らしかった。特に、冒頭の雪の北アルプスの映像には引き込まれた。やっぱり山に登るならば、雪山をやらないと、本当に素晴らしい景色に出会えないのかと改めて思った。(来シーズンこそは雪山やるぞ!)

2.山岳救助を題材にした映画なので、絶体絶命の遭難者を小栗旬が演じる主人公がスーパーマン的な働きで次々と助ける話かと思いきや、悲惨な最期を迎えるストーリーが多かった。実際その方がリアルなのかと思うが、血のシーンが苦手な人には少々キツイかも。

3.長沢まさみが演じる新人山岳救助隊員はちょっといただけない。「私は素人じゃない!」と言い放っている割には、ど素人以下の歩きっぷりに笑ってしまった。アイゼンを付けて雪の斜面を歩くのに、お嬢様のように内股で歩くのって…。アイゼン装着時はガニ股が基本でしょう。それに、なんでもないような登山道でいきなり滑落しているし…。まぁ男からすれば超カワイイから何でも許せちゃうんだけど(俺だけか?)、女性山ノボラーからは非難轟々ではないか?まぁ、あんなカワイイ救助隊員が一人で助けにきてくれるなら、遭難するのも悪くないなぁなんて思ったり…

4.一方の小栗旬くんの演技は、ピッケルによる滑落停止も鮮やかで、なかなか堂に入ってると思った。雪の斜面を猛スピードで駆け下りている場面では、本当にこの人は山の申し子ではないかと思ったほどである。救助された遭難者に向かって「また山においでよ!」とニッコリ笑って話しかける場面では、感動のあまり思わず泣いてしまった。原作を読んでる人にとっては、イメージとかけ離れているのとかあるかもしれないが、私は彼こそが適役だと感じた。

5.登場人物達がどんな山道具を使っているのかも興味深く観ていたのだが、マムート製品が多く使われていたのには少し違和感があった。私も今や多くの山道具を持っているのであるが、マムート製品だけは買ったことがない。理由ははっきりしている、高価だし安売りをあまりしないからである。果たして山岳救助隊がこんな高いものを使うものかどうか疑問に思った。まぁエンドロールでマムートが協賛社に名を連ねていたので当然といえば当然なのだが…。

と少し気になる点がない訳ではないが、総じて言えば結構楽しめた映画であった。山の素晴らしさを再認識させられ、自分もまたテントを担いで北アルプスに行きたいと思った。また、この週末は天気が良さそうなので、日曜には絶対に山に行こう!とこの時は心に固く誓ったのであるが…

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5月14日(土)、この日は朝からバドミントンの練習に行った。3時間余りみっちり練習してから、一旦自宅に戻り2時間昼寝した後に、2ヶ月ぶりにスポーツジムへ行くことにした。

この夏に、当ブログを訪問いただいている超健脚の「ウド鈴木さん」じゃなかった「エドはるみさん」でもなかった「おどさん」と南アルプスをご一緒いただくというありがたい話が持ち上がっているので、それまでに少しでも体力を戻しておく必要があると思ったからである。

ところが、40分ほどエアロバイクをしただけでもうヘロヘロになった。バドミントンの練習後ではあるが、それにしても酷い体力の落ち様である。せめて1時間はペダルを漕ぎ続けれる体力がないと話にならない。今後は真面目にジムに通うことにしたいと思う。

そして夜は、朝に練習をしたバドミントン倶楽部での飲み会があった。最近になって当倶楽部に入会した新メンバーの歓迎会という名目であった。翌日(15日)は、丹沢(西丹沢自然教室BS→大倉BS)へトレーニング登山に向かう予定であったので、今回は絶対に一次会でおとなしく帰るつもりであった。前回の飲み会(1月23日)では、翌日に大菩薩峠に行く予定にしていたのだが、ベロンベロンに酔っ払ってしまいあえなく撃沈、ひどく後悔した苦い思い出がある。(その時の記事はこちら

しかし、この後の展開はご想像の通りである。前回同様、この日も飲み放題というシステムが良くなかった。どうせ値段が同じなら飲まなきゃ損!という小市民的発想はこの日も発動され、ガンガンとひたすら飲みまくった。そして、開始から3時間後に一次会はお開きとなったのだが、ベロンベロン状態の暴走機関車はもはや誰にも止められない。これまた前回同様、カラオケ[カラオケ]に突入である。

そしてこの後の展開も例によって例の如し。サラリーマン生活26年で培った芸の限りを新メンバーに披露してやろう意気込むmakiwarikunは、疲れた体を感じさせることなく、力の限り歌い・踊りまくる。

そして、気付いた時には、既に午前1時である。電車はもう動いていないので、自宅まで2時間弱の道程を歩いて帰ることにした。それにしても酔っ払った状態での夜道歩きの辛いことよ。

そして今日(15日)、夕方からブログを書いているのであるが、昨日の非常にハードな1日による体力の消耗は予想以上に激しかったようで、今日は午後まで眠っていた。そして、また昨日の出来事を悔やむのであるが、きっと今後もまたmakiwarikunは同じことを繰り返すのであろう。宴会にはmakiwarikunが居ないと始まらないと言ってくださる方が一人でも居る限り…。


5月14日現在の体重 74.3㎏(目標達成まであと9.3㎏減)
前回(3月9日)計測時よりなんと1.1㎏の増加である。まさに典型的なリバウンドであるが、2ヶ月間ものひきこもり生活を想えば、仕方のないところである。この間、ブログの更新もしていなかったので、ある意味「ブログでスリム大作戦」理論の正しさを身をもって証明したとも言えるわけで…。理論が正しければ、再びブログで体重を公表することにより体重は減少に向かう筈である。


素晴らしきかなブログオフ会 [雑記]

私がこのブログを書き始めてから早1年3ヶ月が経過した。生まれてこのかた、日記と名の付くものを書いたことがなく(小学校の夏休みの宿題でも書かなかった)、果たしていつまで継続できるのかと心配していたのだが、まさかここまで続くとは自分でも驚いている。

多くの方が様々な形式のブログを書かれており、ブログを書く理由もまた人それぞれである。会社名を出してブログを書いている人は自社製品に消費者を誘導したいという思いが強い筈だし、またアフィリエイトでお金を稼ぎたいという人も居るだろう。

一方、私がこのブログを書き続けたところで経済的には何の利益もないし、それなりの内容の記事を書くためにはそこそこ時間も掛かっている。それにも係わらず、私はどうしてこのような一見不合理な行為を嬉々として続けているのだろうか?

その疑問に答えるべく、私がブログを書いている理由について整理してみたところ、次のような理由にたどり着いた。

1.出来事を記録に残す
そもそも「日記・雑感」というテーマで始めたブログなので、自分の記録として日々の出来事を書き留めておくのが主目的となっていることに変りはない。自分で書いた文章でありながら、昔の山行記事を読み返してみると、懐かしく感じられなかなか楽しいものである。ブログとして公開しなければ、山で撮った写真も整理しないだろうし、そもそもそれほど写真を撮らないのではないかと思う。

2.自分の主張や意見を発信する
政治動向やニュースに対する自分の主張や意見を発信した結果、それに対して共感を得ることができればとても気持ちが良い。特にコイツは絶対許せないと感じた時にはブログを通じて糾弾せずにはおれない。”キーボードは剣よりも強し”という気概で、少しでも世論に働きかけたいと思っているからだ。以前、嘘の怪我を演出した女性議員や近所迷惑を顧みず猫にエサをやる将棋棋士、マナーの悪い自転車乗りや登山者などを批判してきたが、実はmakiwarikunというブログネームは、世の中にはびこる諸悪の根源を、まるでまきを斧で割るようにバッサリと一刀両断に切って捨てるという意味が込められている。
”ひと~つ、人の世の生き血をすすり、ふたつ、不埒な悪行三昧、み~つ、醜い浮世の鬼を退治てくれよう makiwarikun侍!!”

3.山行記録をガイドとして役立ててほしい
ブログとして公開している以上、やはり自分が書いた記事を多くの人に読んでいただくと嬉しいし、読んだ人にとって少しでも役に立つものであって欲しいと願っている。特に山行記事については、同じコースを歩こうと計画している人にとって参考になればいいなぁと思っている。私も山行計画を立てる際には、何か良い情報が他の方のブログから得られないかと探すのであるが、実際のところなかなか自分が欲しい情報を得ることができない。そこで自分が山行記事を書く際には、自分ならこんな情報が欲しいと思うもの、例えば、地図、標準コースタイム、登山口、危険箇所、トイレ&キジ撃ち場所(?)などを出来るだけ分かり易く伝えられればなぁと思っている。

4.笑いをとりたい
景気も政治も暗いニュースばかりの昨今の世の中で、自分のブログを読んでいただいて少しでも明るい気持ちになってもらえればこんなに嬉しいことはない。なので1つの記事の中に少なくとも1回はギャグや下ネタを盛り込みたいと思っているのであるが、お笑い芸人でもないのでそのほとんどがスベっているのは致し方ない。
下ネタに対しては眉をひそめる方も多いとは思っているが、笑いの天才島田紳介さえも手っ取り早く笑いを取る手段としてテレビで下ネタを連発しているくらいなので、あまりにも下品でない限りはお許し願いたい。それでも「makiwarikunの変態野郎!」とか「makiwarikunなんて死ねばいいのに!」とか容赦ない厳しい言葉が投げかけられるかもしれないが、自分がピエロになることによって暗い日本が少しでも明るくなるのであれば、どんな痛烈な批判も甘んじて受け入れよう!!というか本当はmakiwarikunが単に下ネタ大好きオジさんなだけなんだけどね…

このようにブログを書く理由・目的は、ほぼ上記の4点に集約できるが、ブログを書くことによって結果的に文章を書く練習にもなっていると思っている。会社ではほぼ一日中文章を書いているような仕事をしているので、自分の思っていることをブログに纏めることで、仕事にも少しは役立っているのかもしれない。

ところが、上に書いたようなブログを書く理由や効果について、自分でも全く想定していなかったことが実現することになった。前回の記事で書いた通り、お互いのブログを訪問しあっている3人のブロガーが奥多摩で一杯やることになったのである。これがいわゆる”ブログオフ会”というやつか?今までブログのコメントの中で対話していた人と実際に会うというのはどんな感じなのであろうか?かって経験したことのないイベントを前にして前夜は良く眠れなかった。

前置きが長くなってしまったが、前回の記事に続き、ブログオフ会の様子について以下書くことにする。

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ブログオフ会の待ち合わせ場所は、奥多摩駅前の餃子店『天益』である。今回のオフ会の発起人であるTerryさんの行き着けの店であり、Terryさんのブログの中で何回か出ていたので、この店に行くのをとても楽しみにしていた。
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奥多摩駅前の餃子店”天益"

待ち合わせの時間のわずか4分前に奥多摩駅に駆け込んだ私は、トイレの中で身だしなみを整える。20分ほど必死で走ってきたので、髪の毛ボウボウの上に汗だくだったので、初対面ではさすがに恥ずかしいと思った。

店に入ると、Jetstream777さんとTerryさんのご両人で既に始められておられたが、最も若輩の私が最後に登場することになり恐縮しきりである。早速、乾杯を交わした後は、今まで登った山の事やこれから登ろうとしている山の計画などを話し合って大いに盛り上がった。もちろん3人はこの時初めて会ったのであるが、まるで旧知の友同士の飲み会のようだ。

Jetstream777さんとTerryさんとの付き合いは、昨年の2月に私が雪の雲取山を6時間で往復した時の記事にご訪問いただいた時から始まる。(その時の記事はこちら

それ以来、私からもお二人のブログを訪問させていただいているのであるが、ご両人のブログの特徴が、その後の私のブログに大きな影響を与えている。

まず、Jetstream777さんのブログからは、山行計画の立て方とその記事の書き方を教わるとともに、撤退のタイミングなど山に登る際に知っておかなければならない事も色々と勉強させてもらった。Jetstream777さんは、カメラやパソコンなどのメカにも非常にお詳しくて、メカオンチの私は「Jetstreamさん、凄いなぁ…」といつも感心している。ブログに掲載されている写真も素晴らしくて、自分が同じ場所で撮った写真と見比べてこうも違うものかと驚いている。私も時々Jetstream777さんの写真を思い出して、少しは構図に気を配ろうとすることもあるのだが、私にはこの方面のセンスが全くないようで、Jetstream777さんの足元にも及ばない出来栄えにがっかりである。

次に、Terryさんのブログからは、ギャグや替え歌のセンスを教わり、随分と笑わせていただいた。私のブログの方向性が段々と狂っていった…じゃなくて軽妙になっていったのは、このブログの影響によるところが大きい。そして、時として繰り出される諸悪に対する鋭い批判のパンチもまた、私のブログの書きぶりに影響を与えているのは間違いない。そして今、私が変なポーズによる一人写真という新たなジャンルに踏み込もうとしているのも、Terry師匠の後を追っているにすぎないのだ。

せっかくの機会なので、Terry師匠に一人写真のコツを伺ったところ、やはり山を歩いている途中では頭の中はその日のポーズのことでいっぱいということであった。また、実際にブログに掲載する写真は、数多く撮った中から見栄えの良い1枚を選んでいるとの話を伺い、さすがに巨匠と呼ばれる人は心掛けからして違うものだと感心した。

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記念写真(左からTerryさん、makiwarikun、Jetstream777さんの3名)

実はお二人とは以前から不思議な縁を感じていた。Jetetream777さんとは去年の7/31に武尊山の山頂で一緒になったばかりか言葉まで交わしていたことが分かっているし、Terryさんとも去年の10/2に谷川岳のオキの耳あたりですれ違っている筈である。事前に何の相談もしていないのに、同じ時間に同じ山で出会うという確率はそれこそ天文学的な確率であろう。

Terryさんとすれ違った頃には、ブログでしきりにmkiwarikunは速水もこみちにそっくりだと嘘をついていたので私に気付いていただけなかったが、今度すれ違うようなことがあれば、すぐに気付いていただけるものだと思っている。「あっ!福山雅治にそっくりのmakiwarikunだ!」と…。

楽しい時間はあっと言う間に過ぎていくようで、3時から始まったオフ会も気付いた時には8時前になっていた。名残惜しいがこの日はお開きとして、またの再会を誓いあった。会の前はいったいどうなるものかという不安もあって少し緊張していたが”案ずるより産むが易し”、素晴らしいオフ会であった。私がブログを書く理由として”素晴らしい仲間と交流の幅を広げることができる”ということを追加したいと思う。

最後に、『天益』の店内は、カウンター7席のみでこじんまりとしているが、私が尊敬する山野井夫妻のサインや荘厳な山々の写真が飾られているなど、山好きにはたまらない雰囲気であった。店のおばちゃんも愛想が良くて居心地が良いし、餃子も美味しくて値段的にもリーズナブルといえるレベル。ただ、残念だったのは、この日は私が楽しみにしていたシカ肉の竜田揚げがなかったことだ。またいつか寄ってみたいと思う。

山カメラを買ってしまった [雑記]

ついに買ってしまった”山カメラ”。”山カメラ”とは防水性、防塵性、耐衝撃性、耐寒性を備えた登山向きのデジカメのことを言うが、これでここ半年で3台ものデジカメを購入したことになる。アホである。

まず1台目がコレ、『ニコンD3000』。初心者用とはいえ、堂々の一眼レフである。コイツは7月18日に権現岳に登った時にデビューし、9月15日に槍ヶ岳で敗退するまで行動を共にした。
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ニコンD3000 (ダブルズームキット 6/30 48,650円で購入)

昨年の秋から山登りを始めて以来、初の夏山シーズン到来に、少しでも綺麗な写真を記録に残したいと思い、一眼レフを20数年ぶりに購入したのだ。望遠ズームレンズ(55~200mm)が付属して5万円を切る価格はリーズナブルの一言で、久しぶりに手にする一眼レフの技術の進歩にも驚いた。

但し、一眼レフとしては小型で軽い(485g)というのがこのカメラの謳い文句なのだが、それまで使っていたコンデジ(カシオEXILIM EX-S600)が120gを切る軽量だったこともあり、首からコイツをぶら提げて山を登るようになってからは以前に比べて疲れ易くなったように感じた。あるいは重さそのものよりも落としたり岩場でぶつけないように気を遣うのに疲れるのかもしれない。実はmakiwarikun、以前に首から提げていたGPSを尾根道から10mほど下に落とした経験があり、その救出のために非常に怖い思いをしているのだ。(その時の記事はこちら

初心者の自分には十分なほど豊富な機能を全く使いこなしてなかったので、このカメラで撮った写真の出来は置いておくとして、槍ヶ岳で敗退した原因の1つに重い荷物を背負っていたことがあったのは間違いなく、やはり登山に持っていくには軽いカメラに越したことはないなぁと再認識した次第。


それを受けて次に購入したのがコイツ、『リコーCX1』だ。重量は約180gとコンデジとしてはやや重めながら、高機能という点において非常に評価の高いこのカメラ。後継機種が発売され価格が随分と下がっていたのでコストパフォーマンス重視で購入に踏み切ったのだ。
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リコーCX1 (9/21 14,500円で購入)

高機能を売りにしているだけあって、「超高速連写モード」では1秒間でなんと120枚の連続撮影が可能だし、「ダイナミックレンジダブルショットモード」という明暗の差が激しい場所を同時に撮影する場合に、今までなら白飛びや黒潰れしてしまっていた部分をきちんと写せるという機能まで付いている。 とにかく機能満載のコンデジだけに使用説明書も分厚くて、ものぐさなmakiwarikunは読む気にもならない。

ところがこのカメラにも弱点があった。おそらく結露による影響だと思われるが、10/2に谷川岳に登った時と10/16に甲斐駒ヶ岳に登った時にカメラの電源を入れてもレンズカバーが全開しないという症状が出たのである。
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10/16に甲斐駒ヶ岳に登った時の写真(右上のレンズカバーが開かなかった部分が黒くなっている。)

まぁこのカメラの使用温度範囲は0℃~40℃なので、これから厳冬期における雪山での写真撮影を秘かに狙っているmakiwarikunにとっては明らかにスペック不足である。そもそもタウンユースを想定して作られている普通のデジカメを登山のような厳しい環境で使用すれば、岩にぶつけたり雨や汗に濡れたりして壊れてしまうのは時間の問題であろう。


そして真打ち登場、今回購入した決定版がコレだ!ジャジャ~ン!『ソニーサイバーショットDSC-TX5』だぁ~!!下の写真ではレンズカバーを下げてレンズとフラッシュを露出しているが、レンズカバーを上げれば、鉄の鎧で身を固めたように堅牢なオーラがビンビン出ている。
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ソニー サイバーショットDSC-TX5 (11/13  21,794円で購入)

山カメラとしての実力は次の通り。この性能だけ見ると登山向きの多くのカメラの中では、それほど高い性能ではないが、まぁ必要にして十分と言えるであろう。
 防水性:水深3mまでの水中活動での使用可能
 耐衝撃性:1.5m(1.5mの高さから硬い所に落としても壊れないということか?)
 耐寒性:-10℃

静止画の有効画素数は1020万画素で、パノラマ画像を撮ることもできるなどカメラとしての基本性能も十分であるが、このカメラを選んだ最大の理由は、なによりもその薄さ(17.7㍉)と軽さ(本体のみ128g)にある。カメラはポケットの中に常に入れておき、撮りたい時にサッと取り出すというスタイルで山に登りたいmakiwarikunにとって、ポケットの中に入れても違和感がしないこのコンパクトさは有り難い。

このカメラの弱点は、このコンパクトさから仕方が無いことであるが、バッテリーの持ちが少し悪い(バッテリー性能は250枚)ということであるが、山に持ち出す度に充電すれば問題ないレベルだと思われる。

来週(11/27)に参加するバドミントンの試合のために、週末はこのところ山登りを控えてバドミントンの練習をしているのであるが、早くこの山カメラを持って冬山に向かいたいものである。

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